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2005年8月31日 (水)

DVD「戦国自衛隊」(旧作です)視聴

先日「戦国自衛隊1549」が公開されましたが、それより26年前に公開された「戦国自衛隊」
当時小学生だった私ですが、超大作映画として非常に話題になったのは良く覚えています。

「戦国時代へ自衛隊がタイムスリップする」という基本的設定以外は、この2作の内容は全く違います。

「1549」の方を見た方々の感想で、旧作のほうが良かったという意見も多かったので、一度見てみたいと思っていました。

【以下ネタバレ注意】

主人公の伊庭義明(千葉真一)率いる演習中の自衛隊の部隊が、何の前触れもなくタイムスリップするわけですが、このシーンの映像はかなり古臭かったですね。
当時CGがあるわけでなく、映像処理でタイムワープっぽい表現をしていましたが、臨場感があるわけでもなく苦しかったです。
まあ当時としては仕方ありませんが。

タイムスリップしたことに気づいていない彼らの元に、馬に乗った武士たちが現れ、やがて長尾景虎(夏八木勲)率いる大軍がやってきます。
そのときの両者の反応が・・・・・????

景虎は見たこともない軍隊を前にして「同族じゃ!同族じゃ!」となにやらはしゃいでおり、それを伊庭はとまどいながらもにこやかに受け入れて、砲弾まで撃たせてあげたりする。
ありえねえ・・・・
お互いにとてつもなく警戒すると思うんですがね。
ましてや自衛隊はタイムスリップという現実が全く自覚できていない状態での対面。笑顔が出るような状況とは思えませんが。

あっさり伊庭と景虎は友人となり、伊庭は景虎の戦の応援をします。
一方で伊庭を嫌い、わが道を行く矢野隼人(渡瀬恒彦)らは、哨戒艇を奪い現地の女性をレイプしたりと好き放題。

手におえないと判断した伊庭は矢野らを殺してしまいます。

そして、伊庭の加勢で図に乗った景虎は主人である小泉越後守を殺してしまいます。
伊庭も武田信玄の首を取って天下を取ることで歴史が狂い、歪が生じて現代に帰れるかもしれないと、訳のわからないことを言って、強引に仲間をつれて武田信玄との決戦に臨みます。

さあここからは見せ場の大決戦!
戦国の大部隊と少数の自衛隊軍との現実に絶対ありえない戦いが始まります。
もちろん自衛隊の攻撃は強力なわけですが、敵の数の多さも尋常ではありません。

あの多さで八方から攻められたら少数の自衛隊はさすがにあっさり負けてしまう、と思いきや、そこは映画ですから一部の犠牲者を除いてきっちり勝っちゃいます。
伊庭は足に銃弾を受けながらも、単身信玄の元へ。
一騎打ちで信玄に刀を折られ絶体絶命となった伊庭は、ピストルでバン!と撃っちゃいました。おいおい。。。。
じゃあ最初から撃てば終わりだろ。。。はあ。

で、景虎と別々に京に向かいますが、一足先に京についた景虎は「伊庭の存在は許されない」という上皇(?)の言葉に、伊庭の殺害を決意。
京に向かう古寺で、部下たちにもう戦いをやめて元の場所に戻るように説得されますが受け入れません。
「隊長はただ戦いたいだけなんじゃないですか!?」という部下の言葉がずばり真実でした。
伊庭は現代の日本ではできなかった戦いに酔いしれていたのでした。

そこへ、景虎の部隊が登場。あえなく全員殺されてしまい。ジ・エンド。
寺ごと焼き払われてしまいました。
景虎はこうするしかなかったことを残念がっていました。単に自衛隊を自らの攻撃力として使用するためだけで伊庭と仲間になったわけではないことが伺えます。

ちなみに最後のシーンは、どうやら織田信長の本能寺炎上のシーンに見立てているようですね。
これで歴史のつじつまが狂うことなく収束したということなのでしょう。

で、感想ですが正直今ひとつでした。
最大の理由は、どの登場人物にも感情移入できなかったということです。

伊庭は自分のやりたいようにやるだけで、自らが殺した矢野と結局一緒です。
お気楽に夜這いに行く隊員たち、自衛隊員にレイプされながらも惚れてしまい、最後まで行動を共にする少女。
誰にも共感できません。

タイムスリップしたことの戸惑いや現実逃避、現地の人々を殺すことの罪悪感、元に戻れないのではという不安感、彼らには非常に多くの心情が働いたと思うんですが、その辺の表現が甘かったと思います。

あと、勘弁して欲しいのがしつこいくらいに挿入される多くの挿入歌。
全然世界観にあっていないし、話の流れは止まるし、がっかりでした。
この当時の角川映画はどれもこんな感じだったとは思うのですが、戦国の世界観が台無しです。

唯一良かったのは懐かしい俳優の方々を見ることが出来たことです。
コロンボの声優だった小池朝雄さん!懐かしい。
倉石功さんなんかも相当懐かしい。
あと若かりし、かまやつひろし、にしきのあきら、薬師丸ひろ子、真田広之等々、見ることが出来てよかったです。

あ、あと当時は自衛隊の協力が得られず、戦車なども全部造ったそうなのでそれはスゴイですね!
これと同じストーリーを現代で撮影すればもっと映像的にはすごかったでしょうね。

CHON的評価40点

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コメント

こんばんは!
大昔の映画なので、あえてツッコミを楽しむくらいの気持ちでみた方が楽しめるかもしれませんヨ(笑)
私は往年のスター達の若かりし頃を見ているだけで面白かったデス(笑)

投稿: chibisaru | 2005年8月31日 (水) 23時04分

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