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2005年9月22日 (木)

DVD「オーロラの彼方へ」視聴

2000年アメリカ作品

30年前に発生したオーロラ異常発生。30年後にまたオーロラが異常発生した夜、父親の古い無線機から聞こえてきた声は、まさにその父親だった!
なんと30年の時間を超えての通信が実現したのだ。
しかも、くしくも通信が繋がったのは、消防士である父親が火災事故で亡くなる前日。
息子はなんとか父親が亡くなるのを回避しようと、父親に説明するのだが・・・・・

他のサイトの紹介で、SFをベースにした感動ファンタジーものだと思っていたのですが、観てみると思いっきりサンペンスの展開でした。

こういう一種のタイムスリップものの定番なのですが、過去に何か変化が発生すると、現代で唐突にその変化の影響が現れます。
まあありえないわけですが、SFなのですから、その辺はもう「そういうものだ」という前提で見るしかないですね。

その辺を気にしない限りは十分楽しめる映画でした。

【以下、ネタバレ注意】

同じ殺人犯から、過去と現代で同時に親子が別々に襲われるシチュエーションはなかなか画期的でした。
通信機が繋がった状態での、同時の戦い。面白かったです。

ラストの、「最終的に父親は現代まで生き延びることが出来、親子の感動の再会を果たす」というシーンは、予想通りではありましたが、それでもジーンとくるものがありました。
「チビ隊長、おれはまだ生きているぞ!」のセリフにしびれました。

それにしても、Yahooってこの映画のスポンサーなんですかね(笑)

CHON的評価80点

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2005年9月20日 (火)

DVD「アイデンティティ」視聴

嵐の中偶然に同じモーテルに足止めを食らった11人の男女。やがてそこで次々に殺人が発生。
やがて彼らは自分たちに奇妙な共通点があることに気づく。。。。。

ずばりこれは面白い!
色々な映画的要素が満載です。

ラスト手前で物語りは意外な展開を見せます。反則だという人もあるかもしれませんが、それなりの伏線はちゃんとちりばめられており、CHON的には納得でした。
そして最後、終わったかと思いきや本当のラストが。。。

とにかく面白かった。
見終わった後、思わずもう一度見返したくなる映画です。

まず冒頭、何の説明もなく死刑囚の再審議(?)が死刑前日に行われるというシーンで始まります。死刑囚の日記が見つかったとか。
これが本編とどう関わってくるのか、この時点では全く見えません。

そして、本編開始。
嵐の中、それぞれの事情を抱えて次々にモーテルに集まってきます。
まずは、ジョージとアリス夫妻とその息子ティミーのヨーク一家。母親が交通事故に遭い、助けを求めてモーテルに。
次に、その事故を起してしまった運転手エドと、その車に乗っていた有名女優キャロライン。
さらには、一人の売春婦パリスと、結婚したばかりの若い男女ルーとジニー。
そしてモーテルには管理人がひとり。

最後に、囚人と彼を護送中の刑事ロード。

これで計11人。

嵐はやむ気配がなく、電話もまったく繋がらない状態で、事故で瀕死のアリスを病院に連れて行くことも出来ません。

そしてついに殺人が起きます。
最初の犠牲者は女優キャロライン。首を切られて洗濯機の中に放り込まれていました。
そして次々に犠牲者が。。。。

犠牲者の横には必ずモーテルのルームキーが置いてありました。
それは最初の犠牲者が「10」、次が「9」というふうにどんどんカウントダウンしていくのでした。

という感じで、序盤の物語は「嵐の孤島もの」定番の展開を見せます。
ところが後半であっと驚く展開を見せることになるのです。

【以下ネタバレ注意】 未見の人は絶対に読まないで!

ここで考察。

この映画には多くの伏線や、あえて誤解させるようなミスディレクションがあります。
ちょっと整理してみます。

・11人が集まったのは、どう考えても偶然であり、誰も関与する余地はなかった。
・女優の「一番良い部屋を」という要求で管理人は8号室を指定したが、その部屋は良い部屋ではなかった。
・上着を脱いだ警官の背中はなぜか血に染まっていた。
・運転手は元刑事で、ある事件で引退。後遺症で時々意識障害になる。
・階段を登ったら知らない人がいて・・・・という詩
・死刑囚マルコムは幼い頃売春婦だった母親から虐待を受け、モーテルに捨てられた。
・マルコムの誕生日は5月10日で、彼が連続殺人を犯したのも5月10日だった。(冒頭に示される)

これらは、映画を見終わった後、なるほどそういう意味か!という伏線になっています。
その一方で、明らかにミスディレクションを狙った演出も多くありました。

まず、モーテルとは別場面で裁判官たちがいるシーン。外は嵐で囚人マルコムの到着を待っています。
一方、嵐の中モーテルには囚人を移送する途中の刑事が立ち寄ります。

ここはつながりで見せられるので、モーテルに寄った囚人がマルコムだと誤解してしまいそうになります。
(実際は冒頭でマルコムの写真が提示されているので良く見ている人はそうでないことが分かるのですが)

次に、父親が「自分は再婚で子どもは自分の子ではない。本当の父親は2年前に出て行った」というセリフの直後に、その子どもが到着した囚人を見て表情を変えるシーンがあります。
これも、その囚人が少年の父親かも?と思わせる感じの演出です。

更にもっとも大きなミスディレクションが、モーテルの場所が先住民墓地があるエリアだということ。
これによって、オカルティックな展開を連想させています。
これは、登場人物の口からも「幽霊の仕業かも」というセリフに表され、また囚人が脱走し懸命に逃げてたどり着いた場所が、何故か元のモーテルだったのも、このミスディレクションを強調しています。

先に進みます。

生き残っているのが、刑事ロード・運転手エド・売春婦パリス・管理人ラリーの4人となった終盤近くで、物語は急展開を見せます。

モーテルに集まった人の誕生日が皆5月10日であり、更に皆苗字にアメリカの州の名前がついていることに気づいたエドは愕然とします。
そんなことはあり得ない。。。みんながここに集まったのはあくまで偶然だったはず。。。。
狂乱寸前のエドは思わず「階段を登ったら見えない人がいた。頼むから消えてくれ」という詩を口ずさむと、どこからか彼を呼ぶ声が。。。。

気が付くと、エドはある一室で判事たちに囲まれていました。そう冒頭のシーンの部屋です。
エドに向かって精神医が驚愕の真相を告げるのです。

・死刑囚マルコムは多重人格者で、殺人を犯したのはそのうちの1つの人格であること。
・エド自身もマルコムの人格の1つであること。
・精神治療で強制的にマルコムの人格を一箇所に集めたこと。
・ぶつかった個々の人格は衝突し、消滅していくこと。
・殺人犯の人格が消滅したことが確認できれば、死刑は免除されること。

そんなことはとても信じられないエドですが、鏡を見せられ、それに映る顔が自分でないことに気づき、精神医の話が真実だと気づきます。

「モーテルに集まった11人は全てマルコムの人格であり、モーテルの事件は全て彼の精神の中で行われていた」
普通にサスペンスだと思ってみたいた視聴者はぶったまげる展開。。。

その頃モーテルでは、パリスが、警官と思っていたロードは実は囚人だと気づきます。
ラリーにそのことを告げようとしますが、ラリーもロードに撃たれて死亡。
パリスは必死に逃げます。

そこへ、全てを把握したエドが戻ってきました。
彼はパリスを生き残らせるために、相打ち覚悟でロードに向かっていき、二人とも死亡。
最後に一人残ったパリスは泣き叫びます。。。。。。

彼ら人格たちのセリフは全て、判事室にいる面々にはマルコムの独り言として認識されます。
判事たちは、たった一人パリスだけが生き残ったことを知るのでした。

死刑は回避されマルコムは病院に移送されます。

そのとき、マルコムの精神内では。。。。。
一人残ったパリスは、念願であったフロリダの果樹園を購入し、一人静かに暮らしていました。
しかし、土を耕していたパリスは、土の中に何かを見つけます。

それは、キーでした。あのモーテルのルームキー。
ナンバーは1。最後の1つ。。。。

そうマルコムの頭の中での連続殺人はまだ終わっていなかった。
そのパリスの横に立つのは、死んだはずの少年ティミー。
自動車爆発には巻き込まれず、生き延びていたのでした。

「地獄に堕ちろ!このあばずれ!」そう言い放って、パリスに一撃。
マルコムの多重人格の中で生き残ったのは、最悪の結果。連続殺人犯の人格だったのです。。。

前半の展開から、急展開を見せ一気にラストへ。全く目の離せない展開でした。
ネタが分かった瞬間に、今までの謎や犯人探しが無駄になることなく、最後まで引っ張っていった脚本は見事だと思います。

全て見終わって、表題「アイデンティティ」の意味に納得させられます。11個のアイデンティティによる物語。見事。
面白い映画でした。

とにかく自分の好みにはバッチリはまりました。オススメです。

CHON的評価90点

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2005年9月12日 (月)

自転車乗れた!

久々に育児ネタ。

4歳10ヶ月になるうちの長女が、本格的練習を始めて2日目にしてコマなし自転車に乗ることが出来ました!すばらしい。fuuka_jitensya
保育園の運動会で自転車に乗れる人は、自転車競走に出れるらしく、頑張った甲斐がありました。

私自身は子どもの頃、何度も田んぼに落ちながら、小学生になる頃やっと乗れた記憶があるので、私の子にしては上々です。

下の子もはりきって三輪車を乗り回しています。

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2005年9月 8日 (木)

映画「容疑者 室井慎次」

大人気テレビシリーズ「踊る大捜査線」のスピンオフ第2段。
第1段の「交渉人 真下正義」は大ヒットを記録しましたが、2匹目のドジョウは狙えるか?。

ストーリー概略は以下の通り

2005年2月某日。警視庁の室井管理官が、自らが指揮を執った殺人事件の捜査が問題となり逮捕されるという思いがけない事態が発生する。逃走中に車にはねられ即死した被疑者の母親が、過剰な取り調べがあったとして刑事告発したのだった。警察の不正を暴くと意気込み追及の手をゆるめない灰島弁護士によって室井は窮地に追い込まれていく。そんな室井の弁護に当たることになったのは若き女性弁護士・小原久美子。はじめは、決して多くを語ろうとしない室井の態度に戸惑いと苛立ちを覚えた久美子も、徐々に室井の心を理解していくのだったが…。

(以上、allcinema onlineより引用)

感想なんですが、まず地味!
ストーリーに大きな山場もないし、とにかく淡々と進む感じです。

また、設定も非現実的な面が多く、ちょっとひいて観てしまいました。
一般人の私としてはとしては「警察庁」「警視庁」の役割の違いも良く分かっていないので、あの対立がまったく理解できないのもマイナスです。

検察官の佐野史郎は相変わらず変人っぽい雰囲気を出していましたものの、それ以上ではなかったですね。
強烈な個性を出していたのは、灰島弁護士(八島智人)ですが、逆にこちらはやりすぎの感がありました。(^^;;;

【以下ネタバレ注意】

まず一番気になるのは、あの容疑で逮捕される(身柄を拘束される)ことはありえないですね。
身柄を拘束する必要がありません。起訴する際も在宅起訴でしょうし。無理があります。
室井が手錠をかけられているシーンはインパクトありますが、そのためとはいえいささか強引かと。

また唯一の山場である最後の警察署での尋問シーンですが、ここでは如何に灰島をやり込めるかが大きなポイントだと思うんですが、灰島がうっかり余計なことを口走ってしまったことと、女管理官にごにょごにょと耳打ちされてオワリ。
これでやりこめたことになるんかい。。。

更に被害者&容疑者の彼女の本性がわかる場面ですが、彼女の演技もどこまで狙っているものなかの分からず、かなり微妙でした。
評価に苦しみます。

最後に新城が「父親は電話に出ないよ。君が殺人を依頼したxxx(忘れた)は、自供したよ」みたいに出てきましたが、まるで水戸黄門で弥七が「コイツが全部白状したぞ」って登場するシーンみたいで、超古典的な展開だったのにもガッカリ。

最終的には「勇気を失わない者が勝つんだ」みたいな感じでしたが、トータル的に見るとどうも室井の場合勇気というより単なる意地に映ってしまいました。
自己満足に走っているようにも見えましたし。

あとは新宿東警察署の面々。あの風貌もやりすぎ。で、数も多すぎ。
なんであんなにいるの?
冒頭の、例の逃げた警官を追いかけるシーンはオドロキ。なんで尋問するためにあんなに何十人も人がいるのか。。。。

あんまり細かいことを気にせず楽しもうと思っていたのですが、あまりにも気になる点が多すぎて困ります。
そういうことを忘れさせるくらい強烈なストーリーならいいんですが、ストーリーはあくまで地味だし。

もはや企画段階から破綻していたというべきでしょうか。

「踊る」の大ファンならでの細かい楽しみはありましたが、それを入れても総合的には残念と言わざるを得ません。

CHON的評価30点banner_02

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2005年9月 2日 (金)

DVD「SAW」視聴

こりゃあすごい。怖い。エグい。
シチュエーションの設定が非常にひき付けられます。
「閉鎖された部屋の両端に足を鎖で男が一人ずつ。部屋の真中にはピストル自殺死体」
果たしてこの状況から生きて逃れることはできるのか!?

先日見た「オールド・ボーイ」もかなり強烈でしたが、SAWもそれ以上に強烈なインパクトでした。

閉じ込められいたのはアダムという名の若いカメラマンと、ゴードン・ローレンスという名の外科医。

何故こんな状況になったのか全く理解できない二人。
そして、それぞれのポケットにマイクロカセットテープが気づきます。
プレーヤーは死体の右手にありました。

なんとかそれをとって再生すると、犯人からのメッセージが。。。。

【以下ネタバレ注意】

今回は詳しいストーリーは省略します。

以下、ネタバレしないと書けない感想を書きます。

少しずつ犯人から示されていくアイテム。少しずつ事件の真相に気づいていく二人。
その辺の描写は見事で、中だるみなく非常にスリリングでした。

何より、「自らの足を鋸で切って、死体が持っているピストルでアダムを撃ち殺す」が唯一生き延びる方法だという非常に残酷なシチュエーションが強烈過ぎます。
実際、最後にゴードンは自らのためでなく家族のために、自分の足を切断するのです。すごい。。。。

そして衝撃的なラスト。死体が起き上がり、それこそが犯人のジグソーだった。。。。

最後に部屋から出て行ったゴードンは果たして助かったのか。
部屋に残されたアダムはどうなったのか。

恐ろしい余韻を残す映画でした。

不満点をいくつか。
・黒人刑事の描写が今ひとつのように思いました。狂ったようであり、正常であり、その辺が微妙なままでした。
・犯人ジグソウが死体に扮していたこと自身は、意外性があってよいと思うのですが、さすがに8時間近く微動だにしないのは無理があるのでは?ましてや外科医の前で本当に死んでいると思わせつづけるのは難しいと思われます。

全体的な感想としては、強烈なインパクトを受けながらも、もうひとつ盛り上がりが欲しかったような気もしました。

この時点では CHON的評価70点

ところが、ネットで皆さんの感想を読もうと検索していると、「シカゴ発 映画精神医学」というサイトの中に、樺沢紫苑さんのいう人の書かれた『SAW完全解析』なる文書がありました。(メールを登録すると送られてきます)
これを読んで仰天!オドロキ!

自分がこのSAWという映画の表面しか見ていなかったことが分かりました。
「あのセリフにはこんな深い意味が!」「あの人のあの挙動にもこんな深い意味が!」
「そして隠された驚愕の真実とは!」

目からうろことはこのことでしょう。
一部強引過ぎる解釈もあるように思いましたが、ほんどの部分で納得させられるだけの文章でした。

う~ん、すごい。

映画に込められた多くのメッセージ、そしてそれをひとつも見落としたくないという姿勢。
映画の製作者にも、樺沢さんにも感服しました。

ということで、そのレポートを読んだ後の評価はこうなりました。

CHON的評価90点

もうすぐ「SAW2」も公開になります。
怖いけどやはり見なくては。。。

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