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2006年1月26日 (木)

東野圭吾著「容疑者Xの献身」

「白夜行」で久々に、東野ワールドにはまったついでに、話題の直木賞受賞作を買いました。
なにしろ2005年の様々なミステリー系の大賞を受賞をしている超話題作です。
期待しないわけには行きません。

読んでいくと、中盤くらいまでは淡々と進み、傑作どころかあまり盛り上がらず面白くありません。
「どういうことだ?」と読み進んでいき、ラストの真相に驚愕!
そしてラストの1ページで涙。。。。

なるほどこれはすごいミステリーです。
そして、東野氏特有の、ミステリーでありながら純粋な文学として高く評価できるものです。
テーマはずばり「人はこれほどまでに深い愛情を持つことが出来るのか」です。

論理的思考を持つ石神と湯川教授の対峙も非常におもしろいです。

いつも思うのですが、東野氏の作品はミステリーとしてのロジックに優れているだけでなく、人間が非常によく書けていて、特にダークな部分の描き方が抜群だと思います。
登場人物のセリフからだけでなく、ちょっとした行動や周りの人の行動から、その人物を描写する手法が素晴らしいです。

この意味では、今作は「白夜行」よりはやや物足りない感もありますが、十分満足の行く作品だったと思います。

CHON的評価 ★★★★☆

勢いで、未読であった東野氏の作品をまたいくつか購入しました。
後日感想をアップします。

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未読の人はこちらからどうぞ!!

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2006年1月23日 (月)

東野圭吾著「白夜行」

TVドラマが始まってから読み始めた白夜行、読み終わりました。
いや~、すごい物語でしたね。。。

亮司と雪穂の生き方はすさまじいです。そこまでやるのか、いや何故そこまでできるのか、という感じです。
ラストで明らかになってくる少年時代の事件(TV版では第1話で明かされますが)が発端で、二人の太陽のない人生が始まるわけですが、その生き様は本当に恐ろしかったです。

テレビのほうとは描き方が全く違って、二人の接点は一切記述されません。
リョウと雪穂の人生が交互に描かれていき、読者のみがその関連を想像することが出来ます。

唯一ラストで、同時に描かれる場面でも、二人のコンタクトはありません。
雪穂の、最後の一言がこの物語全体を象徴する言葉として、重く読者の心に突き刺さります。

文庫版で860ページもの長作ですが、その長さを感じさせない物語でした。

もし、TV版を全く観ていない人がいたら、絶対先に原作本を読むことをオススメします。
TVでは、いきなりラストシーンから始まってますから。

TVでは第2話の放送が終了したわけですが、原作とは色々と違っています。
二人の接点を描かないどころか、太陽のない二人の重い人生の絡み合いをしっかりと描いていくようです。
二人のキャラクタも、「純愛」をテーマにした視点で描いていくようなので、原作ではありえないようなセリフがあったりします。

といって、TV版を批判しているわけではなく、これはこれで別の描き方として楽しめるのではないかと期待しています。

とりあえず原作未読の人は是非どうぞ!!

CHON的評価 ★★★



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2006年1月20日 (金)

映画「男たちの大和/YAMATO」観賞

2006年1月19日観賞 in MOVIX倉敷

「有頂天ホテル」で思いっきり笑わさせてもらった後は、「男たちの大和」で思いっきり泣かせてもらいました。

昨年は「ローレライ」「亡国のイージス」という2つの海戦映画を観たわけですが、文句ナシにこの大和が良かったです。
戦争の悲しさ・残酷さ、登場人物が秘める様々な思いが、これでもかというくらいストレートに語られます。

死ぬと分かっていて、大和に最後の乗船をする軍人たちも悲しいのですが、しかし何が泣けるって、そりゃ「死ぬとわかっていて送り出す家族の気持ち」がたまりません。

最後の夜に、息子にボタモチを食べさせ涙する母親、小さな子どもを抱いて最後の乗船をする夫に必死で手を振る妻。
涙が止まりませんでした。

そして、大和の最後の戦い。
壮絶でした。
「もうやめてくれ」と思うくらい、残酷で悲惨な戦い。妥協を許さない映像で表現されていました。

映画全体としては、辺に反米を煽っているわけでもないし、戦争批判をしているわけでもない。
ただストレートに大和と乗員の生き様を描いたこの映画、素直に感動しました。

CHON的評価85点

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映画「THE 有頂天ホテル」観賞

2006年1月19日観賞 in MOVIX倉敷

先日「ALWAYS 三丁目の夕日」を絶賛したばかりですが、三谷幸喜最新作のこの映画も最高です!
個性豊かな登場人物たちが、それぞれ色々な思いを秘めて望んだ大晦日のホテル。
多くの登場人物による様々なドタバタ劇が絡み合うように起こっていきます。

最高ですね。これは。とにかく楽しい。
何度も声をあげて笑わせていただきました。

「ガブガブがいなくなった」というセリフを聞いて「ひょっとしてアヒル?」と思ったら本当にアヒルでしたし。
総支配人の白塗りは、画面に出るたびに笑えるし。
幸運を呼ぶ人形の行く先も笑えたし。

たくさんの笑いどころの中にも、登場人物それぞれの人生の転換とも呼べる大きな出来事が起こっていきます。
そして最後に、全員が笑って自分の生き方を誇りに思うような大団円。

観終わった後、心から「楽しかった!!」と思える素晴らしい作品でした。
さすが三谷氏です。

CHON的評価95点。また観たい!

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2006年1月18日 (水)

祝!東野圭吾氏 直木賞受賞

くしくも私が東野圭吾作「白夜行」についての記事を書いたその日に、東野氏が見事に直木賞を受賞されました!
おめでとうございます。

ファンとしては嬉しい限りですね。

受賞後のコメントでは、東野氏は結構強気のコメントをされているようで、自分の作品に対して強い自信を持っておられることが感じられます。
一作一作まさに全身全霊で書いているという感じでしょう。

本当におめでとうございました~~。

受賞作はこちらです!

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2006年1月17日 (火)

TVドラマ「白夜行」第1回

東野圭吾氏は私が一番好きな作家です。彼の小説はもはや「推理小説」の枠を越えており、大きな人間ドラマが繰り広げられます。
読んだ後に、とても深く心に残る作品が多いのです。

そんな大好きな作家の作品でありながら「白夜行」は恥ずかしながら未読でした。
というのも、その860p(文庫版)というあまりの厚さに読むのをためらっていたからです。

そんな矢先、TBSでドラマ化されることになりました。そして第1回放送。

見ました。泣きました。
すばらしい。
「いつのまにか僕らの上には太陽がなかった。」という、とても悲しく重い二人の人生。

原作は未読なれど、東野作品らしさが溢れ出していた気がします。

子役の演技もよかったです。駅のホームのシーンでは涙が溢れました。
雪穂の「行って・・・・」というセリフ。悲しすぎます。
11歳の子どもが背負うには重すぎる運命。。。。
これは、一昨年の「砂の器」を超える重さだと思いました。

この放送を見て、なんだか原作が未読であることがもどかしくなり、原作本を買ってしまいました。
TVでのメインの事件のシーンは、原作では最後に明かされる真実だそうです。
あまりの長さのため、時間は掛かると思いますが、じっくり読んで行こうと思います。

当然、TVのほうも目が離せません。

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原作本はこちらかどうぞ。

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2006年1月16日 (月)

DVD「マニシスト」観賞

2004年スペイン/アメリカ作品。

工場で平凡な機械工(マシニスト)として働くトレバーは、極度の不眠症に陥り、すでに1年間もほとんど眠っていない状態だった。
身体は痩せ衰え、誰もが心配する中、それでも毎日仕事に向かうトレバー。
そんなある日、彼は自宅の冷蔵庫のドアに不気味な張り紙を見つけ奇妙な不安に襲われる。
それと前後して、彼の周囲では不可解な出来事が次々と起こり始める。同僚が機械で片腕を失う事故に遭い、トレバー自身も危うく命を落としかける。
そして、その影には新入りの同僚アイバンの姿が。ところが、トレバー以外の誰もそのアイバンという男の存在を知らなかった…。(TSUTAYA DISCASより引用)

バットマン・ビギンズで主演したクリスチャン・ベイルですが、わずかその1年前に撮影したこの映画、30kgの減量という恐ろしい痩せ姿で登場でします。
ガリガリで、まさに骨と皮という感じ。役者パワーを感じますね。

この先はネタバレなしでは感想が書きにくいので・・・・・

【以下、ネタバレあり!注意】




謎のメモ、謎の人物アイバン、いつも1:30を示す時計、やたらと映し出される逆円錐形の建物と女性。
中盤まで謎は深まるばかり。。。

自らが車に飛び出してひき逃げされたことを装ってまで突き止めた、アイバンの車の持ち主は自分だったというあたりから、物語は盛り上がりを見せます。
ついには殺したはずのアイバンが目の前に現れ。。。

どうやら数々の不思議な現象の多くは、トレバーの幻覚であることが想像されます。
どこまでが現実でどこまでが幻想なのか。。。トレバー自身も悩みながら、段々と封印していた記憶にたどり着いていきます。

なぜ1年も眠れないのか、1年前の1:30にあの建物の前で何があったのか。。。。空港カフェのお気に入りのウエイトレスの女性は誰なのか。

トレバーはやっと全てを把握しました。1年前の1:30、釣りの帰りの車の中で煙草に火をつけようとして、前方注意となり前に飛び出してきた男の子を轢いてしまったのです。
逆円錐形の建物の前で慌てて駆け寄るその子の母親。トレバーはそのまま逃げてしまったのでした。

トレバーは罪悪感から無意識にその記憶を封印しました。しかし潜在意識にある罪悪感が段々と表に現れ、アイバンという男の形でトレバーの前に現れたのでした。
罪を隠したい自分と罪に耐え切れない自分の衝突。それが全ての現象の真実でした。

トレバーは警察に自首しひき逃げを告白することで、やっと睡眠することができたのでした。。。。

う~~ん、よく出来た映画ですね。
この映画には色々な象徴的なシーンが登場します。
それらは全てトレバーのひき逃げ事故関連の記憶が現象となって現れているわけです。
ルート666というオバケ屋敷、1:30を示す時計、逆円錐形の建物、赤い車、釣り、繰り返し現れる左右の分岐。。。など。
真相がわかったとき、これらの伏線が見事なまでに繋がります。
すばらしい。
本当に良く出来ていると思います。

色調を抑えたモノクロチックな映像もこの映画の雰囲気にピッタリでした。

CHON的評価 90点

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2006年1月 6日 (金)

古畑任三郎ファイナル「ラスト・ダンス」

2006年1月5日放送。

三夜連続のうち第3話。
ついにラストです!

テレビ局――颯爽と廊下を歩くのは、人気脚本家の加賀美京子こと大野かえで ( 松嶋菜々子 )。すれ違うスタッフは皆一様に売れっ子の作家のかえでに挨拶する。その日、かえでが手がけた連続ドラマ「鬼警部ブルガリ三四郎」の最終回が完成し、試写が行われた。かえでを始め、スタッフは皆、作品の出来に満足しているようだった。
「鬼警部ブルガリ三四郎」の打ち上げ会場で、大勢の関係者の中、スピーチするかえで。派手目なメイク、女優を思わせるような衣装。社交的な彼女はいつも華やかなスポットライトを浴びていた。
同じころ、とあるマンションの一室では、もみじ ( 松嶋・2役 ) が、パソコンに向かって原稿を書いていた。化粧もせず、地味な装いの彼女は、かえでの双子の姉であり、もうひとりの加賀美京子だった。テレビ業界では誰もが知っている話だが、かえでともみじはふたりでこのペンネームを使い、共同で仕事をしているのだ。 そんな中、打ち上げ会場にやってきたのは、ご存知、古畑任三郎 ( 田村正和 ) である。古畑は「鬼警部ブルガリ三四郎」の監修として以前からかえでに協力していたのだ。
古畑は、かえでに誘われ、打ち上げ会場をこっそり抜け出してダンスホールを訪れた。チークダンスを踊るふたり。かえでは、華麗なステップで踊りながらこうつぶやいた。「私、古畑さん好きよ」と――。
あくる日、古畑は、カフェでかえでと再会する。次回作のことで力を貸してほしい、とかえでに頼まれたのだ。するとそこに、もみじからの電話が入った。「すぐに戻ります」と言い残して、店を出るかえで。しかし、このときすでに彼女の計画は実行されていた…。

(公式サイトより引用)

松嶋菜々子は双子役です。
一方が犯人で一方が被害者。。。

ストーリー自体はすばらしいと思います。これが小説ならそこそこの傑作だと思います。
しかしTVで映像になっている以上、小説のようなわけにはいきません。
やはり各所に無理が生じていました。

それにしても『ブルガリ三四郎』とは。。。笑わさせていただきました。
今泉の女装→松金さんビックリ!!とか、西園寺のやきもちとか爆笑でした。

【以下、ネタバレにつき注意!!】





一番の肝は、実は姉と妹は入れ替わっていたということなんですが、それに対する伏線があからさま過ぎて残念でした。
グラスの口紅も強調しすぎですし、殺される直前のシーン「じゃそろそろはじめようか」と妹が上着を脱ごうとするシーンが映っています。ちょっと見せすぎ。

あと外見をどんなに似せようがあそこまで内面の違う人がその人になりきるのは不可能です。記者会見の質問でボロが出ていましたが、普通そこまで行く前にボロボロになると思いますね。

ラストで、11年前の古畑第1話の小石川ちなみ(中森明菜)の話が出てくるとは思いませんでしたね。あの話は三谷さん自身お気に入りなんでしょうね。
そしてラストのラストで古畑の第1話に話しをつなげることで、この壮大な物語を締めくくりました。

二人のラストダンスは、ちょっぴり微笑ましく、そしてとても悲しいダンスでした。
三谷さんお疲れ様でした。

そして、田村正和さん始め俳優・スタッフの方々、古畑任三郎というすばらしいTVドラマを私たちに与えてくださって本当にありがとうございました。

でもまたこっそり復活したりしないかな。。。。(笑)

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古畑任三郎ファイナル「フェアな殺人者」

2006年1月4日放送。

三夜連続のうち第2話。

 シーズンを終え、日本に帰国したイチロー選手 ( イチロー ) は、記者会見やチャリティーイベントに出席するために、都内にある某ホテルのスイートルームに宿泊していた。そのホテルに、古畑 ( 田村正和 )、今泉 ( 西村雅彦 )、西園寺 ( 石井正則 ) の 3 人がやってくる。実は彼らは、警察を退職し、このホテルの保安課に再就職した向島 ( 小林隆 ) を訪ねてきたのだ。
古畑たちが保安課の控え室で向島と話をしていると、突然そこにイチロー選手が現れた。イチロー選手の大ファンだった古畑は、彼と握手を交わし、サイ ンまでもらうことが出来て感激する。イチロー選手が去ったあと、向島は古畑たちに衝撃的な告白をする。なんと、向島とイチロー選手は腹違いの兄弟だという のだ。古畑たちは、思いもよらぬ向島の告白に愕然となる。
古畑たちが帰った後、向島はイチローの部屋を訪ねた。頼まれていた出前のカツ丼をイチローに届けるためだった。そこでイチローは、向島にある男の話を切り出す。
その夜、ホテルの地下駐車場に停めてあった盗難車の中から、男の死体が発見される…。

(公式サイトより引用)

なんといってもあのイチロー自身が出演するということで話題性抜群!
私自身とっても楽しみにしておりました。

とりあえず始まるとまず「向島元巡査がイチローの実の兄」という設定にぶったまげました。ありえねーーーーー!無理矢理すぎ!でも面白い!!
そして注目のイチローの演技は。。。う、うまい!妙にうまい!
なにをやらせてもイチローはすごいわ。

ストーリー自体は、『今回の犯人は絶対ウソをつかない』という妙なルールの中で進んだので、ちょっと変な感じでしたね。

【以下、ネタバレにつき注意!!】





妙に加湿器が映るなあとおもっていたらやはりキーでした。
マッチが湿っていた、といっても普通捜査しているころにはもう乾いている気もしますがまあいいとしましょう。

でもさすがに、わざとマッチを置いておいたというのはないんじゃないでしょうか。
フェアだからといってそれはしない。うん。まあいいけど。(笑)

ラストの罠は今までの古畑でよくあったパターンですね。「確かにxxxはxxxにありました。でも何故あたながそれを知っているんです!?」なんていう感じ。
定番ながらこれは気持ちいい。犯人は言い逃れできないのですから。

イチローもいい演技で頑張ってくれました。

さあラスト1回。
明日で最後だ!

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古畑任三郎ファイナル「今、甦る死」

2006年1月3日放送。

11年に渡り我々を楽しませてくれた古畑任三郎がついにファイナルとなります。
三夜連続のうち第1話。

 鬼切村――そこは東京の外れにあるが、終戦直後の寒村を思わせる風情が漂っている。物語は、堀部家の当主・堀部伍平の死から始まる…。

鬼切村には、堀部一族が運営するパン工場「堀部パン」がある。ある日、伍平の甥であり、副社長を務める堀部大吉 ( 千葉哲也 )、専務である大吉の弟・堀部音弥 ( 藤原竜也 ) の元に、伍平の死が告げられる。通夜の最中、経営難に苦しむ工場のため、裏山を売ってレジャーランド建設を正式に決定することを音弥に告げる大吉。しかし 音弥は、伍平と同様に裏山の開発には強く反対していた。
そんな音弥の元にやってきたのは鬼切村郷土資料館館長・天馬恭介 ( 石坂浩二 ) だった。彼は、堀部兄弟の小学校時代の恩師でもある。裏山の売買に関して相談するふたり。音弥は、村の自然を愛する天馬のため、どんなことをしてでも開発を止めることを誓う。
あくる日、天馬の仕事を手伝っていた音弥は、一冊のノートを見つける。それは、小学校時代に書いた自由研究のノートだった。テーマは「僕の考えた完全犯罪 のすべて」。その中には、様々な説明図と完全犯罪の方法が書き連ねてあった。音弥の頭の中で何かが動き始める。そしてその夜、堀部家の二階では大吉が遺体 となって発見される――。
事件現場検証が始まった。そこへ 1 台のタクシーが到着する。登場するのは、ご存知・古畑任三郎 ( 田村正和 )。この事件には、「これほど完璧な殺人計画を私は知らない」と古畑に言わしめたほど、巧妙なトリックが仕掛けられていた。
(公式サイトより引用)

自分が小学生時代に書いた殺人ノートを元に実際を殺人を犯すというのは、ちょっと変わっていて面白いですね。
自分が考えたトリックがどこまで上手く行くのか楽しみで、現場検証の刑事たちの前に嬉しそうに顔を見せる音弥。あれじゃ疑ってくれと言わんばかりです。
案の定古畑は徐々に真相に近づき、犯人を追い詰めていきますが。。。。。。

正直、ここまではやや物足りないストーリー展開でしたが、ここからは今までにない展開を見ることが出来ました。

【以下、ネタバレにつき注意!!】





猟銃の暴発でケガをして自分も被害者に見せかけるはずの音弥は、ケガだけですまず死んでしまいました。
ん?なんだこの展開!ひょっとして。。。。あ!!
う~んなるほど。

予告編で「これほど完璧な殺人計画を私は知らない」というわりには、普通だなと思っていたら、なるほどこういうわけだったんですね。
そう思って事件を思い返すと、なるほどあの人物が見事に音弥を誘導しているのが良く分かります。
しかも自分自身はなんの犯罪を起しているわけでもないという完璧さ。
これは確かにすごい。
いわれてみれば「そもそも何で音弥は裏山の開発に反対しているのか?」とかいう疑問が出るわけですが、そこまでは気づきませんでしたね~~。

まあ考えてみれば、オープニングクレジットで今まで犯人一人しか出ないのに今回は、二人出ていたりしてバレバレだよという人もいるかもしれませんが、私はだまされました。(^^ゞ

正直、今までのシリーズ中の最高傑作の脚本だと思います。三谷さんに拍手!

ただ、真犯人が捕まるのが15年前の事件というのが、ちょっと残念ですね。
今回の事件では真犯人は罪に問われないということですから。

いや~、でも面白かった。

あと2回で古畑が終わってしまうのが非常に残念です。
明日・明後日にも期待!

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