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2006年2月15日 (水)

岡嶋二人著「99%の誘拐」

ちょっと古く、1988年の作品ですが、2005年の「この文庫がすごい」の第1位に選ばれた作品だったので購入してみました。

8年前発生した誘拐身代金事件は、結局身代金だけ取られ犯人を捕まえることが出来なかった。
そのとき人質になっていた少年は大人になり、前代未聞の巧妙な誘拐事件を起す。

そのトリックは正に驚嘆です。
この小説が書かれたのがだいぶ前の話なので、携帯電話もないしハイテク機器類が古臭かったりするわけですが、それでも現代でも通用する壮大なトリックでした。

【以下ネタバレにつき反転】

99%という以上、残りの1%の部分のほころびによって誘拐は失敗するのかと思いきや、普通に成功してしまいました。

仰天のラストがあるわけでもないので、緻密な誘拐そのものは非常に面白く読みましたが、小説全体として、ミステリーとしては物足りませんでした。
ミステリー的なオチでなくても良いので、小説としてのなんらかのオチが欲しかったです。

CHON的評価 ★★★☆☆

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