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2006年2月20日 (月)

井上夢人著「プラスティック」

井上氏の作品としては、CHON的お気に入りとして『ダレカガナカニイル・・・』があります。これは間違いなく傑作です。
他にも(岡嶋二人名義ですが)『クラインの壷』も面白かった。
氏の作品は、広い意味ではミステリーではありますが、限りなくSFやホラーに近い感じのものが多いです。

その意味でも、この「プラスティック」も彼らしい作品です。

ある主婦の一見平凡な日記から始まる54個の文章。色々な書き手の視点で書かれながら、事件は発生し物語りは展開を見せていきます。
問題は、その書き手の違いによって書かれている事実が違うことです。

何が真実なのか、こいつは一体誰なのか、あいつも誰なのか。。。。

物語が進むにつれ、段々とそれらがわかっていきます。
なるほど。。。面白い。

しかしこの小説の本質はラストの54章にあります。ネタバレですので書きませんが、この小説の締めくくりとしては見事としか言い様がありません。
なんともいえない怖さが残ります。

CHON的評価 ★★

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