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2006年2月 6日 (月)

東野圭吾「時生(トキオ)」読了

「白夜行」「容疑者Xの献身」と続けて東野氏の本を読んだ勢いで、未読であった「時生」を読みました。

氏の作品に時折見られる、SFチックな設定の物語。

不治の病に侵され死ぬのを待つだけの息子「時生」を見守る両親。父親巧実は「実はオレは23年前時生に会っているんだ」と、衝撃の告白を妻に始める。
23年前に何があったのか・・・・・

こういう設定は私は大好きです。
みなさんと同様、最後の1行にジーンと来ました。

ただ、物語の大半を占める23年前の物語そのものは、あまり面白くありませんでした。
巧実とトキオの絡みはとても印象的であり、巧実が自分の出生の秘密に図らずも迫っていく場面もとてもよかったですが、分かれた恋人の救出劇という流れ自体が全く面白くありません。
安物の2時間サスペンスを見ているような展開は正直不要でした。もっと引き込まれるストーリーを軸にして欲しかったです。

ただ、23年前の最後、トンネルのシーンは印象的でした。
未来の両親を前にトキオはどんな思いで行動していたのでしょうか。
そしてどんな思いで消えていったでしょうか。

悲しく切なく、しかし胸に温かいものを感じることもできるラストでした。

CHON的評価 ★★★★☆

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