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2006年2月16日 (木)

東野圭吾著「ゲームの名は誘拐」

最近映画化されたこの作品。
犯人側の視点のみから描かれる狂言誘拐という面白い設定です。

主人公の佐久間が、仕事上で恨みを持つクライアント会社の副社長の家出娘である樹里と偶然出合ったことから、二人で狂言誘拐を起し身代金をゲットしようとたくらむ。
作戦は確実に進行し、見事うまくいくように思えた。しかし事件は意外な展開を見せる。。。

比較的短い作品ですし、どんどん引き込まれていくのであっという間に読みきってしまいました。
なかなか面白かったです。
順調に進んでいたはずの誘拐劇の中に、様々な伏線がちりばめられていて、それらが最後に見事な形になります。

短所としては、東野氏にしては人物の表現が薄いというか、骨がない気がします。
ややステレオタイプ気味に描かれる登場人物が少し残念でした。

ミステリーとしても、ちょっとうまく収めすぎているような感じもあります。
単なるパズル的作品を書かない東野氏にしては、パズル的な解決に収めてしまったかも。

CHON的評価 ★★★☆☆

映画は原作とちょっと違うようなので、それも機会があれば観てみようとおもいます。

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秋のミステリ第7弾は東野圭吾著「ゲームの名は誘拐」。前回の「嘘をもうひとつだけ [続きを読む]

受信: 2006年2月16日 (木) 22時22分

» ゲームの名は誘拐/東野圭吾 [奥様的部屋]
軽〜い作品文庫単行本 このところちょっと重めの本ばかり読んでいたので、結構軽めのこの作品はなんだかあっけなかった感じ 誘拐(しかも狂言)を犯人(主人公)の視点で語る、という話の展開は面白いと思ったし、携帯電話やフリーメールやインターネットの掲示板を使ったやりとりも"なるほどね〜、これなら真似しようって思う人がいるんぢゃないの?"と感心してしまった(もっとも、これらの手段はすぐアシがつきそうだけど・・・&nb... [続きを読む]

受信: 2006年2月17日 (金) 19時54分

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