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2006年3月23日 (木)

井上夢人著「オルファクトグラム」

オルファクトグラムとは嗅覚のこと。主人公の男性は実の姉を暴行され殺される現場に乗り込んだ際、犯人に殴られ1ヶ月間意識不明に。
意識を取り戻した彼は、とてつもない違和感を感じる。人には見えない色々なものが見えるのだ。
段々と、それが匂いが視覚的に認知されていることに気づく。しかも匂いの感度で言えば犬以上の嗅覚に相当する。
彼はその嗅覚を利用して、行方不明の友人の捜索を開始する。
それはやがて、姉を殺した犯人探しへと発展していく。。。。。。

かなりの長編ではありますが一気に読めました。面白い。
自分は科学的なことが大好きなのが、嗅覚を視覚的に認知するという理論の解説は非常に興味深かったです。
ひょっとしたら実際にそんなことがある得るかも!と思わせるだけのものがありました。

文庫本の上巻では、主人公の嗅覚そのものの解説が中心となっていき、ストーリー的に大きな進展はありません。
後半ではいよいよ犯人を見つけ、追い詰め、対決するわけですが、肝心の対決シーンはあまり盛り上がりませんでしたので少し残念です。

主人公が直前にxxxxを入手したことで、最後でそれを使用するであろうことは当然予測できるわけで、その上で、なかなかそれを使えない状況だったり、犯人に取り上げられたりといったことがあるわけでもない、緊迫感が少し薄い展開でした。

しかし全般に渡って、主人公が超嗅覚を使って周りが愕然とするシーンは快感でした。
部屋に入っただけで、そこにいる人が朝ご飯に何を食べたか当てたり、何日も前に停まっていた車のタイヤの匂いから車の大きさを割り出したり、とにかくすごい。
まさしくスーパーマン。

ハリウッドで映画化されたら結構面白い作品に仕上がるんじゃないでしょうか。
と、おもったら既に日本でビデオ化はされていたみたいです。
もう絶版なのですがどうしても見たくて中古で購入しちゃいました。
まだ観てないんですけどね。

CHON的評価

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