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2006年7月 6日 (木)

映画「明日の記憶」鑑賞

映画「私の頭の中の消しゴム」と同様に、若くしてアルツハイマー病にかかって、段々と記憶が欠如していく主人公の物語。

以下映画の感想を織り交ぜながら、ストーリーを記述していきます。
多少のネタバレ記述が含まれますので、ご注意ください。

主人公である佐伯雅行(渡辺謙)は、企画会社に努める49歳で働き盛りの部長。時々言おうとする言葉が出てこなかったり、人の名前を忘れたりし始めます。
症状は段々ひどくなり、会議の予定があったことを忘れたり、街を歩いていて迷子になったりし始めます。

妻である枝実子(樋口可南子)に言われて念のために病院に行ってみると、診断はアルツハイマー病。
まさかの診断に荒れ狂う佐伯。

しかし、病気を隠しながら会社で働きつづける佐伯。娘の結婚式が間近に控えていた彼は、その日まではと懸命に働きました。

結婚式当日、スピーチの原稿を忘れてしまった彼は、一生懸命考えながらスピーチをします。
ここは泣き所でしたね。「言葉」ではなく「心」で語る佐伯。胸に響きました。

そして、症状はどんどん進みます。

さらにネタバレありますので、まだ映画を見ていない人は読まないで下さいね。

彼は若い頃、妻と知り合った陶芸小屋のある山に向かいました。
そこにはなんと当時の陶芸の師匠(大滝秀治)が偶然いました。
意気投合し陶芸をする二人。佐伯は作った茶碗に「枝実子」と文字を入れました。
彼の頭の中には、若かった二人。プロポーズした自分が蘇りました。

さあ、そして最後の泣き所です。

帰り道、佐伯を探しにきた枝実子と鉢合わせしました。枝実子を見て佐伯から出た言葉は。。。。
「こんにちは」
佐伯は今の妻の顔を認識できませんでした。彼の頭にはもう若かった頃の枝実子しかいなくなってしまったのです。
枝実子は泣き崩れます。

「駅まで行くんですけど、よかったら一緒に行きませんか」
明るく言う佐伯。
枝実子は顔を上げます。自分のことを忘れてしまった佐伯。しかしその佐伯と一生生きていくと誓った自分。
「はい」
力強く枝実子は言いました。

そして4年後、夕日を浴びてたそがれる佐伯。そこへ妻枝実子がお茶を入れてきます。
そのお茶碗には「枝実子」の文字が。。。。。END

決して治ることのない難病。それに正面から向き合って生きていく夫婦。
感動しました。
泣きました。

全体としては、敢えてドラマティックな作り方をしていません。じっくりと心に響いてくる感じです。

自らも難病である急性骨髄性白血病になった過去を持ち、最近ではC型肝炎にも感染していたことを告白した渡辺謙は、この作品で主役を演じただけでなく、エグゼクティブ・プロデューサーとして製作に加わりました。
映画かも渡辺自ら、原作者に頼み込んで実現したそうです。

渡辺さん、貴方の熱意は確かに伝わりましたよ!

CHON的評価85点

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